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AISUproject = 愛すプロジェクト

 

「家具職人になりたい!」その思いで旭川に移住し、市内のメーカーで主にオーダーメイド家具の製作をしてきました。家具づくりを通して、道具やモノを大切に扱うことに改めて向き合い、使い捨てられることなくずっと使える「ビンテージ」になる家具を作りたいと思うようになりました。そうして、2012年に「使い捨てない、長く愛す」をテーマに「愛すプロジェクト」をはじめました。

自分が拠点とする旭川は、先人達が長い年月と情熱をそそいだ結果、日本有数の家具産地となりました。この地で作られる「旭川家具」は、良質な木材と確かな技術によって生み出される高い品質により世界中の方に愛用されています。自分もこの地で家具を学び、製作している一人として少しでも地域に貢献したいという思いから、職人の育成や木工を通じた教育などの活動にも積極的に取り組んでいます。

一方、北海道には豊かな自然が育んだ良質な木材が豊富にあります。そんな北海道産の木材で家具を作ることによって地域での循環を生み、森を育てることで、少しでもこの地に恩返しができればと考え道産材の活用に力をいれています。そして、アイスの家具を通じて多くの方にこの循環のお手伝いをしていただいています。 また、森で育った木は数十年、数百年という時間をかけて大きくなり、さらに木材として長い月日をかけ乾燥させることでようやく家具として生まれ変わります。このように、一本の木には尊い時間がたくさん詰まっているからこそ、シンプルで飽きのこないデザインで長く愛される家具を目指し日々製作をしています。

今回このブックを作るときに考えたテーマは「人」。アイスの家具づくりは作る人と使う人のつながりから始まり、使った人から別の人へご縁をいただくことで新たなつながりができ、さらにはアイスの家具を使っていただいている方々がアイスを通じてつながることまであります。このように、家具づくりを通じて人と人のつながりの輪が広がっていくことが何より嬉しい。そして、最後は家具自体も人から人へと譲り受けられ、末長く生き続けてくれることを願っています。
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